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IoT、スマート家電のUX向上を実現するアプリ開発事例 リンナイ様

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事例:リンナイ デリシアプリ 画面1

プロジェクト概要

リンナイ様が製造・販売するビルトインガスコンロのDELICIA(デリシア)と連動するスマートフォンアプリ「DELICIAPP(デリシアプリ)」の開発をさせていただきました。 自動調理機能も備えたデリシアを購入いただいたお客さまに、もっと楽しい料理体験を提供するために始まった「デリシアプリ」の開発。私たちはアプリの提供価値を定義した上で、その価値をお客さまに実感していただけるデザインとアプリ実装を目指しました。

サービス内容

UI/UXデザイン、コンテンツ設計

事例:リンナイ デリシアプリ 画面2

対応デバイス

スマートフォン

チームメンバー

体制図:プロジェクトメンバー クリエイティブディレクター、UIデザイナー、プロジェクトマネージャー、テクニカルディレクター

プロジェクトの背景・課題

もっと料理を好きになってもらい、お客様によりよい生活を送っていただきたい。そのためにデリシアをもっと上手に使っていただきたい。それがリンナイ様の想いです。デリシアには「自動調理」機能がありますが、この価値と体験をお客様に提供するために、コンロと連動するスマートフォンアプリの開発プロジェクトが立ち上がりました。
大きな課題として挙げられたのはこのアプリの提供価値(コンセプト)をどう定義するかでした。「自動調理」と言っても、コンロは火を扱う商品であり、常に火の様子を見ている必要があります。タイマーをセットして加熱されるのを待つ電子レンジのようにはいきませんので、自動調理のためのリモコンアプリではお客様に安心して使っていただけません。

ご提案内容

提供価値を定義するためにはお客様の関係者の方々も含めた「共通認識」の醸成が重要です。愛知県大口町にあるリンナイ様の開発拠点で3日間程度、ワークショップ形式で徹底的に議論しました。
議論は「どんなアプリを作るのか」の前に「『料理をする』という行為」を紐解くことからはじめました。料理は「家事」だけでなく、「こころづくし」や「愛情」といった側面がありますが、デリシアを購入されるお客様は後者の「こころづくし」や「愛情」を大事にするお客さまがほとんどでした。私たちはここに着目し、コンロを操作するためのリモコンアプリではなく「デリシアの機能を使いこなした美味しい料理レシビを実現する、楽しい料理体験を提供するサポートアプリ」とアプリの提供価値を定義づけました。
アプリのUIは、その提供価値を発揮するためのあるべき姿を検討しプロトタイプを制作。ターゲットに近しい方々を対象にプロトタイプを使ってユーザーテストを実施し、その結果を最終デザインに反映しました。アプリに搭載される機能もまた、すべての機能を搭載するのではなく、利用者の体験向上に寄与する機能を検討し、コンセプトに合うものを厳選して、実装しています。

企画/戦略

  • サービスの提供価値(コンセプト)の定義

デザイン

  • 提供価値を表現する、UIデザイン開発
  • 完成イメージをプロジェクト初期段階から共通認識化できるプロトタイプの制作
  • 使いやすさ、わかりやすさを検証するためのユーザーテストの実施
  • サービスを想起しやすいアプリロゴの開発

開発

  • iPhone / Android対応
  • アプリとコンロの連動
  • コンロへのレシピデータの送受信機能
  • レシピデータ格納のためのサーバー構築およびDB開発
  • ECサイトとの連携

成果

  • アプリリリース時にはニュース番組に取り上げられる
  • アプリをつかったユーザーのレビュー件数は3万件を超える数が寄せられた
  • 平均の点数は4.3点(5点満点)と高い評価をいただいている
  • 「デリシアプリがあるから、デリシアがほしい」とまで言ってくださるお客さまも

クライアント情報

リンナイ株式会社
会社名
リンナイ株式会社
事業内容

熱エネルギー機器の開発・製造・販売

企業URL
https://www.rinnai.co.jp/

サービス提供会社

株式会社ビジネス・アーキテクツ
会社名
株式会社 ビジネス・アーキテクツ
事業内容

Webサービスの企画・設計・デザイン・開発・運営にかかる総合サービスの提供

企業URL
https://www.b-architects.com/